飛行時間型質量分析装置(TOF-MS)
Time of Flight Mass Spectrometer
燃料電池の排出ガスの定性・定量分析により材料の劣化現象を解析。
用 途
燃料電池導入/排出ガスの成分分析
原 理
気体分子をイオン化して電圧により加速する。イオンの加速度はその質量と電荷によって異なるため、導入イオンが検出器に到達するまでの時間によりイオン種ごとにふるい分けることができる。また、検出強度から濃度の定量分析が可能。
特 長
・燃料電池評価装置に接続し運転時の排出ガスを分析できる
・時間分解能を有しリアルタイム計測可能
・質量分解能が高い:CO(m/z = 27.995)とN2(m/z = 28.006)の分離定量が可能
仕 様
infiTOF-UHV
(日本カノマックス)
最小測定周期:0.05 s
測定濃度下限: 1 ppm
質量範囲: 1 –1000 u
質量分解能:M/ΔM >30000
質量確度:0.005 u
活用事例
Pt/C触媒の起動停止耐久評価におけるカーボン腐食速度の定量