FC-Cubicは産業界の燃料電池システム開発を支える共通基盤的な研究の推進を目的とした技術研究組合です。燃料電池内で起こる様々な現象の解明を目指した評価解析技術の高度化・広範化の研究開発に加えて、アカデミアの英知を産業界へと展開する橋渡し役を担う組織として大学、国研、水素関連企業との密なコミュニケーションを図り、水素社会実現に向けた仲間づくりに注力しております。
2020年より国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する事業「PEFC評価解析プラットフォーム」の受託研究機関として、これまでに培った評価解析技術を活用し、製品実装までを見据えた新規な材料開発やコンセプト創出に貢献しております。
将来は日本の燃料電池研究開発促進の核として我が国産業の国際競争力向上の一翼を担えるよう精進するとともに、世界各国との研究開発交流のハブとしての役割を果たしながら世界規模での水素社会の実現へと貢献することを目標に邁進してまいります。
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組 織 名
技術研究組合FC-Cubic
Fuel Cell Cutting-Edge Research Center
Technology Research Association
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設 立
2010年 4月 2日
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理 事 長
濱村 芳彦 (トヨタ自動車(株) 水素ファクトリー Chief Project Leader)
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研究拠点
〒400-1507 山梨県甲府市下向山町3147番地
米倉山次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ内
TEL:055-213-0360 FAX:055-213-0356
交通アクセス
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2005年 4月
産業技術総合研究所 固体高分子形燃料電池先端基盤研究センターとして発足
燃料電池先端科学研究事業(2005~2009)- NEDO事業産業界の燃料電池システムの開発を支える共通基盤的な研究推進を目的とし、燃料電池内で起こる様々な現象をサイエンスに遡って探求する機関として発足
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2010年 4月
技術研究組合FC-Cubicに組織変更
固体高分子形燃料電池実用化推進技術開発/基盤技術開発
MEA材料の構造・反応・物質移動解析
(2010~2014)- NEDO事業アカデミアの英知と産業界の活力を融合していくことを目的とし、技術研究組合に改組
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2015年 4月
要素材料特性からMEA内の現象に技術を発展させ、評価・解析技術の展開を目指す
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2020年 7月
燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官
連携研究開発事業/共通課題解決型基盤技術開発/電気化学
的特性測定技術の研究開発(2020~)- NEDO事業燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官
連携研究開発事業/共通課題解決型基盤技術開発/評価解析
プラットフォームマネジメント(2020~)- NEDO事業国内の燃料電池技術の技術競争力の向上のために先端材料・解析技術研究者の広く深い英知を集約するとともに燃料電池研究の裾野の拡大や人材育成を図る
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2020年 9月
山梨県と技術研究組合FC-Cubic研究拠点移転に関する合意書締結
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2023年 3月
研究開発の拠点を山梨県米倉山に移し機能を拡大
日本全体の燃料電池研究開発促進の核・世界各国との研究開発交流のハブとしての役割を担う組織を目指す